月霜の樹林

La bave du crapaud n'atteint pas la blanche colombe...

【書評】涼しさ、売ります!  

 立秋を迎えお盆も過ぎ、暦の上では秋と呼ばれる様になりましたが、未だに太平洋高気圧がのさばっているお陰で厳しい残暑が続いています。エアコンや冷風扇、氷枕に冷えピタ等々、夏が来る度に暑さと熱中症の対策が必須となって来ておりますが、今回は雰囲気だけでも涼しさを満喫出来る店舗シナリオをご紹介します。
 
□常冬の国の贈り物(烏間鈴女様)□   /本体ver1.50以上

 繁華街の片隅で営業している可愛らしい雑貨店。店内には常に雪が降り積もり、可愛い店員さん達が出迎えてくれます。取り扱うのは彼等の故郷に伝わる法術や氷属性の剣技、それに素敵なアクセサリー等のご当地モノ。もし宿の仲間の中に北国の出身者や空では無く海を「飛ぶ」鳥の種族が居るならば、一緒にお店に連れて行ってあげると話が弾む事でしょう。個人的な我侭を言えば、カフェスペースも欲しい処。思わず常連になってしまいそうな、交易都市の隠れた癒しスポットです。
 2014/08/27付記:本日の更新版にてカフェスペースが設置されました!店内限定のアイスクリームのオーダーも可能です。

 ※入手先:公式Guild/春夏秋冬調音庵/

□碧海の都アレトゥーザ(Mart様)□   /本体ver1.28以上

 実在の都市ヴェネツィアをモデルにした、イベント付き街シナリオの代表とも言える作品。海洋貿易の要衝であり水の精霊達の加護を受けた「碧の都」は、巡礼地・保養地としての表の顔のみならず、其処に生きる者達の複雑な思惑が絡み合う別の側面を旅人達に見せる事でしょう。扱われるのは異文化との交流から生まれた魔術や武術、また聖北教会とは異なる歴史を歩んで来た聖海教会の癒しの奇跡や水の精霊術等、どれも冒険の中では欠かせない技能ばかりです。またイベントの結果によっては新たなメンバーが宿の一員に加わるかも知れません。
 水面の様に移ろい行くこの海洋都市は冒険者達に一体何を齎すでしょうか?人種や移民問題、異なる宗教価値観の衝突、政治や治安の混乱等、現実の欧州で顕在化している様々な課題をも浮かび上がらせる先見性を持った、空と海の「蒼」が印象的な物語です。

 ※入手先:公式Guild/Vector
 

category: *Review*

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